■裁判管轄
契約条項につき紛争が生じた場合、最終的には裁判所に「訴え」を
提起することになります。しかし裁判所の管轄は、原則として訴えら
れた者、多くは契約違反をした者の住所地を管轄する裁判所にする
旨が法律で規定されています。(民事訴訟法第4条)
そのためにたとえ訴えたとしても相手方が遠隔地に住んでいる場合
ですと法廷のあるたびにわざわざ相手方の住所を管轄する裁判所
まで多大な手間と費用をかけて出向くことになります。そのため、
このような不都合を防ぐため、契約締結の際に自分にとって便利な
裁判所を管轄裁判所とする旨を契約書に入れておくことがよく行わ
れます。
・第○○条(裁判所の合意管轄)
本契約に関し、紛争が生じた場合、東京地方裁判所を第一審
裁判所とする。